看護

更新日 2023年03月31日

訪問看護師が在宅での療養生活をサポートします

入院生活と同様の看護が受けられます

お家と訪問看護師

まずは、かかりつけ医やケアマネジャーに相談しましょう。訪問看護は、医療保険と介護保険のどちらでも利用できますが、原則として介護保険の給付が医療保険の給付に優先します。
病院での入院生活では、医師による治療だけでなく、看護師などによる診療の補助や療養上の世話、病状、健康状態の確認などが行われますが、在宅でも訪問看護師などによる同様のサポートを受けることができます。

訪問看護を支える専門職

訪問看護師

訪問看護師

医師の指示にもとづいた専門的な医療処置や、血圧・体温・脈拍など健康状態の確認などをします。また、患者の家族からの相談などにも応じます。

訪問看護サービスの主な種類
療養上のお世話 在宅での療養生活に必要なサポートとアドバイス。
  • 食事、排せつ、入浴、洗髪、体の清拭や散髪など清潔上のケア、口腔ケア、床ずれのケア など
医療処置
(治療上の看護)
かかりつけ医の指示のもと医療処置、治療効果や副作用の評価。
  • 点滴、注射、たんの吸引や吸入、経管栄養、カテーテル、ストーマ(人工肛門)、緩和ケア、エンドオブライフケア(最期までその人らしく生きられるように支援すること) など
健康状態の評価 健康状態の確認と状態に応じたアドバイスと予防措置。
  • 体温、脈拍、血圧、酸素飽和度、病状などのチェックと評価  など
医療機器の管理 医療機器の具合や利用方法のチェック、緊急時対応を含む指導。
  • 在宅酸素、人工呼吸器、持続点滴、膀胱カテーテル、ストーマ(人工肛門) など
リハビリテーション 療養環境に合わせたリハビリテーション上のアドバイスや指導。
  • 日常生活動作(ADL)の回復・維持・向上のための訓練、床ずれの予防、誤嚥の予防、関節の拘縮の予防、合併症予防 など
認知症ケア 健康状態の観察や服薬の調整などにより生活機能の維持·向上を図ります。また、認知症への理解度を高め、周囲とコミュニケーションがスムーズにいくようなサポートも行います。
家族へのサポート・相談 在宅医療で起こりがちな家族の悩みや疑問などについて、よりよい方法などをアドバイスします。また、負担を軽減できるように、ホームヘルパー、ケアマネジャーなどとの連携を図ります。
介護予防 低下しがちな栄養摂取や運動機能など、介護予防分野についてのアドバイスや指導を行います。

訪問看護は医療保険、介護保険で利用できます。利用する保険、訪問看護の提供内容、自己負担の割合などによって、支払額が変わります。