更新日 2023年03月31日
薬剤師が服薬治療などの薬の管理を支えます
服薬治療のサポートが受けられます
かかりつけ医やかかりつけの薬局に相談しましょう。高齢者の場合、薬の種類や量が多くなりがちなため、飲み方などがわからなくなる、服薬の管理ができなくなるなどの問題が少なくありません。
そこで、かかりつけ医の依頼により薬剤師が訪問して「訪問薬剤管理」を行い、服薬についての説明・相談や、飲み合わせの管理など、服薬治療についてサポートをします。
服薬治療でよく起こる問題を解決できます
- 薬の飲み方・使い方がわからない、覚えられない
- 時間になっても、つい薬を飲み忘れてしまう
- 薬の種類や数が多かったり、もの忘れをしたりするために、服薬時間や保管などの管理ができない
- 薬の数が合わなくなった
- 薬が飲みにくい
- 薬を飲んでも体調がよくならない、悪くなった
- 薬をとりに行くことができない
このような問題があったらかかりつけ医、薬剤師にご相談ください!
薬の管理を支える専門職
薬剤師
かかりつけ医の指示のもとで処方せんの調剤、薬の飲み合わせなどの薬歴管理、薬の効果などの説明、服薬指導、保管状況の確認などを行います。それにより必要以上に多くの薬を処方されるポリファーマシーを防ぐこともできます。
薬の基礎知識を覚えましょう
- 有効期限のある薬もあります。薬の袋やケースを見て確認しましょう。
- 怒られると思って、薬を隠すのはやめましょう。
- お医者さんは、人それぞれの病気や体重、薬の飲み合わせなどを考えて、薬を処方しています。家族で薬を使いまわしたり、家族が飲み残した薬を飲むのはやめましょう。
- 不要になった薬は、薬剤師または調剤薬局に渡しましょう。
薬の飲み忘れを防ぐ工夫
- 曜日と時間帯別に薬を入れる薬箱や、お薬カレンダーを活用する。
- 薬の置き場所を決める。
- 時間帯別に薬の袋を色分けする。たとえば朝の袋には赤の線を、夕方の薬には青の線を。
出典:暮らしの健康手帳/公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団